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腕から溢れるほどのジャスミン
静かに誘惑する　ネロリとイランイラン　
少しだけのパッションフルーツ
フィズピーチにカシスの囁き
僅かに香る純潔の白ユリ
最後に残るのは清浄な空気に似た清清しさ

シゼットno.28“祝福の朝”

月に愛された　花の魔女に



*immagini colore:■amber white
*immagini scena:新婚初夜～朝/カーテン越しに光の差し込む白のベッドルーム/

*concetto:象徴/色香/無邪気さ/花嫁/南国/純潔の母/



香りが記憶を刺激する…プルースト効果と呼ばれているものだが、どうせなら貴女の幸せを刺激したくて。
しかし貴女ほどに俺の調合本能を刺激する方もそうは居られないよ。


メインの香りは当然、彼女を象徴する花。
新婚初夜のベッドにはイランイランをまき散らす……というロマンチックな風習が南洋の島にはあるんだが、そこからこの花と同じく催淫作用の強いネロリを使ってみた。
そこから無邪気さに南国の香り、やがて“花嫁”の白……永遠の女性……限りない母性、そんなものを白百合に託して。

水色は真っ白ではなく、僅かに色味を込めて。単調なだけではつまらないだろうから。
そう、貴女の色彩は見た目以上に奥深く見えるから。